1. なぜ戦略だけでは、成長が続かないのか?
多くの事業は、戦略・マーケティング・仕組みの改善に集中します。
しかし、
どれだけ優れた戦略でも、経営者の判断基準が固定化されていれば、組織は同じ循環に戻ります。
事業の結果は、市場だけで決まりません。
事業は、経営者と組織の意識構造の延長です。
2. 事業も同じ通過構造で動く
個人と同じように、事業も「通過回路」を持っています。
① 市場環境
↓
② 経営判断
↓
③ 戦略選択
↓
④ 実行
↓
⑤ 結果
↓
⑥ 組織の空気
この循環は、常に回っています。
問題は外部環境ではなく、その環境をどう通過しているかです。
3. 事業を止める三つの構造的要因
① 防衛判断の固定化
短期的数字に追われる。
リスク回避が優先される。
挑戦が止まる。
防衛回路が固定化すると、組織は縮小循環に入ります。
② 判断基準の不一致
経営層と現場の前提が違う。
価値基準が共有されていない。
すると、実行段階で摩擦が起きます。
③ 観測不在
「なぜ今この判断をしているのか?」を誰も観測していない。
ココが、最大の盲点です。
4. 事業再設計のプロセス
事業再設計は、次の三段階で進みます。
① 経営判断の観測
② 判断基準の言語化
③ 組織構造への再配置
戦略を変える前に、判断の源流を整える。
これが、順番です。
5. 事業は “文化” で循環する
事業の本質は、文化です。
文化とは、日常的に繰り返される判断の集合。
恐れベースで判断が繰り返されると、文化は防衛的になります。
創造ベースで判断が繰り返されると、文化は拡張的になります。
文化が変わると、戦略の実行精度が変わります。
6. 事業構造設計とは何か?
事業構造設計とは、売上を伸ばすテクニックではありません。
判断構造を整え、循環の質を高めること。
その結果として、数字は後からついてきます。
7. 人生と事業は分離できない
経営者の内面が不安定であれば、組織は揺れます。
経営者の構造が整えば、組織は安定します。
人生設計と事業設計が同じ土台にある理由は、ココにあります。